2017年10月第1回 |
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今前回に続きまして駅最寄の踏切からのスナップは、一畑電車つぅ言うよっかヤッパ ジ〜サン鉄的に言やぁ、一畑電鉄大社線の終点出雲大社前構内風景でございます。 左っかしの吊り掛けは、映画出演でお馴染みデハニ50形の52号車、ホームに上屋を 新調して貰って展示されております。でも架線も張ってあるし、ポイントも活きてるし、 車籍も未だあるみたいだし、条件さえ整えちゃえば再び宍道湖湖畔に姿を現すかも、 なんて事になったら宜しいですね。デハニと同じ手動ドア車カラーにラッピングされた 右っかしのは、元東急1000系の中間電動車に運転席だけ造って貼っつけちまった、 御当地一畑電車でも昔の名前で出ている1000系ですね。新造ホームにゃ昔の電車、 昔っからのホームにゃVVVFの電車のミスマッチながら、こぢんまりとした頭端式の 駅が、地方私鉄の終着駅の雰囲気を出しております。そして、ホームの向うに見える
緑の瓦の粋な建物が、出雲大社前駅本屋でございます。競争相手だった親方日の丸 国鉄大社駅に真っ向勝負か、今時の町村合併でやっとこ市になっちゃった自治体が、 税金叩いて造っちまう、回りの景観から乖離した訳の分んない洋館もどきの駅舎とは 真逆、ステンドグラスとカマボコ屋根がチャ−ムポイントの小粋な洋風駅舎なのです。
改札を抜けてホームに出ると見えるのが、上屋を支える古レールの梁に柱、手書の 番線表示板、其々に浮き出た錆さえも何故か宜しいのです。備え付けのベンチだって 昔ながらの木製、どれもが今は動かぬデハ二ともにジ〜サン鉄の心を揺さぶっちゃう 昭和の駅風景なのです。 一畑電車大社線 出雲大社前 2015-9 Photo by 団長 |