よく10年一昔なんてぇ事を申しますが、その10年に1年足らない9年程前に思い付きで

出掛けた東上線、その時に撮ったときわ台での駅撮りをご覧頂きます。本線系統から

姿を消してしまった8000系も9年前は、幾らでも走ってたんですねぇ。幕表示が嬉しい

成増行き8000系普通列車は、駅を降り池袋よりの踏切からのスナップいたしました。

寄居方面下り側ホーム端よりテレ端35ｍｍ換算400mm辺りでスナップすると、こんな

感じでございます。写りこむ邪魔物は無いけど、なんか物足らないアングルなのです。

でも、ときわ台で降りたホントの目的は、写真の駅舎なのでございます。田園調布の

向うを張ったか、成城学園とショ〜ブに出たか、昭和初期に根津さんが気合を入れて

売り出した、高級分譲住宅のメインステーションとして建てた青い屋根瓦が、お洒落な

駅本屋は、他の東上線の駅舎とは全く違った雰囲気を醸し出していました。ラッチを

通って構内入ると壁面は大谷石、古レールの梁にも曲線の装飾が施されております。

なのに、訪れから9年後の今、この風情ある駅舎が、リニューアル工事に入ったとの

事でございます。ネットで調べても公式の完成予想図は、未だ公開されて無い様子。

まさか、駅ビルに　・　・　・　そんなこたぁ無いですよねぇ根津さん。

東武東上線　ときわ台　2008-6

Photo by 団長