2010年11月第2回

「国境のトンネルを抜けると雪国であった」 あまりにも有名な小説の書き出しどおり、

上越国境の前後で天候は大きく変わります。その昔、冬期に上越線の列車に乗ると、

水上あたりまでは天気も良く雪も少なめ。不安げに車窓に目をやるスキーヤー達。

やがて列車は清水トンネルに入ります。長い闇を抜けてトンネルを出た瞬間、あたり

一面銀世界。車内からは一斉に大歓声が上がったものでした。 この写真を撮った

ときも、群馬県側は青空が広がっていましたが、新幹線で越後湯沢に着いてみると

ご覧のような雪模様。降りしきる雪の中で、489系ボンネットと赤い特急「はくたか」の

ヘッドマークが印象的でした。

上越線  越後湯沢 2004-12

Photo by カモ

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