08年10月2回目
最終回

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湘南顔と呼ばれた車輌は多々あれど、湘南電車と言えるのはオレンジとグリーンの

ツートン80系しかありませんね。それでは湘南フェース探検団最終回、東海道本線で

活躍した、本家80系湘南電車の登場で御座います。1975年(昭和50年)に入っても、

東京駅に乗り入れる80系の定期運用が唯一本だけ残っていました。当時東京駅に

乗り入れてくる、東海道本線の電車列車は皆3ケタ形式でグリーン車が組み込まれ、

−(ハイフン)の入らない「クハ86338」と書かれた形式番号の車体はひときは異彩を

放っておりました。その仲間の殆んどが短編成化され都落ちして行った80系ですが、

ここ東海道本線ではモノクラスながら長編成で走る姿には往時の風格を感じました。

時刻表を見ると、グリーン車連結のないスジがあり、これで80系と判ったものです。

写真は品川駅に進入する、327M東京発の沼津行。確か子供の頃、親にせがんで

買ってもらった絵本の表紙が、海岸を走る湘南電車だったな〜。みかん色の電車は

絵本の中で輝いていて、いつか乗りたいと毎日眺めていました。今時の銀箱電車に

シールをペッタリじゃ子供が憧れないのも頷けますねぇ。

六年半に渡って湘南フェースとは名ばかり、正面2枚窓車両の適当写真を湘南顔と

称し、いい加減の限りを尽くした湘南フェース探検団は今回を持ってお開きにさせて

頂きます。なお、次回11月からは新適当企画「駅撮り探検団」がスタート致します。

湘南フェース探検団に引き続きご愛顧のほど宜しく御願い致します。

湘南フェース探検団UP車両のランキングに是非、投票して下さいネ。

  東海道本線 品川  1975-1
Photo by
むさちゃん