04年5月1回目


広島電鉄宮島線の1090系(右)は、広島電鉄最後の高床鉄道専用車です。写真の

1090系は1953年に京阪111+車体新造という組み合わせで誕生。新しい車体は当時

流行の「正面2枚窓非貫通」だけど扁平、いわゆる思鉄風湘南顔で登場しました。

廃車になってしばらく荒手車庫に放置されていましたが、2002年に解体されました。

これで終わればゴク普通の旧型電車、シカシ、1093の歴史はこれで終わらなかった、

な〜んと!アメリカの保存電気鉄道博物館、「シーショア・トロリー・ミュージアム」で

復元中の「ナルシサス号」へ台車と電気、空気制動部品を供給したのでした。いずれ

海の向こうで釣り掛けの音が響くことでしょう。左は旧ドルトムント市電の70型です。

広島電鉄 荒手車庫  2000-5
Photo by
武蔵高萩