1971年ゴールデンウィーク、この年東北地方の蒸気機関車を撮影すべく、旅立ちました。もちろん
東北周遊券使用。まず米坂線を訪問した後、花輪線にむかいました。しかしこの頃の国鉄のこの
時期は今では考えられないくらいの超混雑、途中の福島から「八甲田」に乗車しようとしても
超満員のうえ、中から客車のドアを抑えていて明けてくれない。しかしこちらもこれに乗らねば、
次に行けない。他の乗車客と力をあわせて無理やりドアを開き、強引に乗り込みました。勿論
立ちっぱなしのすし詰め状態で一夜を過ごし、竜が森へと向ったのです。今では考えられない
くらいすごい混雑でした。これまで何度か訪れていた花輪線のハチロクも、この年の9月で最後を
迎えることになっていました。岩手松尾ー竜が森ー赤坂田間は、竜が森をサミットとして両側とも
33/1000という連続勾配区間で、ハチロクが補機をつけて登っていました。ほとんどが後補機
でしたが、この年わずかな期間でしたが前補機2輌の三重連が走りました。
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