2008年8月第4週


21世紀の現在でも鉄な方は若者から思鉄みたいなオジサン鉄まで、電車はヤッパリ

吊り掛けに限るだの、旅なら旧客に揺られて行くのが最高なんて事を言ってますが、

非鉄な一般利用者にはナントモ迷惑な話でございます。鉄道を利用するなら、早くて

リーズナブルってぇのが一番なんですね。そんな列車の一つがJR東日本仙台支社が

仙台〜福島間に運行している快速列車の「仙台シティラビット」でございます。チョット

渋めながら、近頃珍しい円盤のHMを付けた719系は銀箱電車ながらキリリと締った

好ましい面構えですね。写真の土日運転の74号は仙台〜福島79kmを4駅停車で、

所要1時間8分、在来線特急華やかなりし頃の特急「ひばり」「やまびこ」は同区間を

無停車で所要55分前後、茶色い旧客の普通列車に至っては所要約2時間ですから、

「仙台ラピッド」は確かに名前通りに早いですね。こんな宜しい快速列車を新幹線との

並行区間に走らせてる仙台支社は偉い!私鉄と競合区間以外、新幹線並行区間に

一本も快速運転を設定しないで、「早く行きたきゃ新幹線に特急料金払って乗れよ」

って言ってるとしか思えない、ぶつ切り短編成各停だけを走らせている、18切符の敵

JRト迂回とは月とスッポンで御座いますネェ。

             東北本線 仙台 2008-8
 Photo by 団長