2006年12月第2週


今は全国各地で蒸気機関車の復活運転が盛んになってきていますが、その本家本元と

言えばやはり大井川鐵道でしょう。ただ蒸気を走らせるだけではなく、色々なイベントを

企画して旅客増加を図って、現在に至っているのはさすがに老舗の素晴らしさ。

この「トーマスフェスティバル」もその1つ、将来旅客になる子供たちに印象付けようと

1995年から97年の夏休みに開催されました。この時は千頭駅構内での移動遊園地

でしたが、期間中のSL急行の乗客数アップに勇気づけられたのか、翌年にはC11227

を「アンパンマン」の登場キャラクターSLマンに仕立てあげ、子供達の大人気を博した

のです。そしてこのC5644は、鉄な皆様には今さら説明するまでもありませんが、かの

泰緬鉄道から奇跡の生還をとげ、大井川鐵道で復活の狼煙をあげたのですが、馬力の

無さが災いしたのか、あるいは大井川の機関車繰りにそれだけ余裕があると言う事な

のか、今では千頭駅で休眠状態となってしまいました。

              大井川鐵道 新金谷 1997-7
 Photo by カモ