2006年7月第1週


 2006年3月でJR東の東海道線から撤退した113系ですが、JR四国の111系は一寸

前まで現役だったのです。JR発足時に首都圏から四国へ飛ばされてしまいましたが、

世界一の鉄道吊橋瀬戸大橋を渡り海を越えて岡山まで足を延ばし、新世JR四国の

$箱路線を支えていました。この111系は1962年製ですから、2000年に引退するまで

38年間、ずいぶんと長い間走っていたのですね。JR四国のコーポレートカラーになり、

国鉄形にはチョットそぐわない分散式クーラですが、デカメ仕様のお顔は由緒正しき

「コクテツ」形車両でアリマス。引退する頃は瀬戸大橋を渡る機会はなくなりましたが、

岡山始発の特急南風へ接続列車として、高松からの乗り継ぎ客を運ぶ、運用に入り

「南風リレー」というHMを付けて走っていました。また、写真の111系は地味な通常の

「南風リレー」HMの下に付けられた、ひときは目立つ「ELECTRIC CAR」の丸いHMは、

111系引退に際し付けられたHMの様です。そして111系の後釜は皮肉にもJR東から

113系が入線していますね。

              予讃本線 高松 2000-6
 Photo by むさちゃん(武蔵高萩)