当時は新鋭の475系、そして古豪9600とのならび、更に反対側にちらっと見えるのは
クーラーが嬉しい12系、こんな光景が見られたのも、もう35年も前になったのですね。
今回登場の「ぎんなん」は博多ー熊本を結ぶ列車でしたが、当時の九州はまだまだ
蒸気が元気!! 熊本でも入れ替えに豊肥本線に、9600が第一線で活躍していました。
「ぎんなん」は1965年博多ー熊本間を結ぶ電車準急として登場。翌年の100キロ以上
の準急は急行に格上げに伴い、この列車も急行に格上げされました。その後は一時
廃止さらにまた復活をとげた「ぎんなん」ですが、1980年には遂に特急化に伴い姿を
消しました。
ところで「ぎんなん」の名前の由来!!
まさかあの茶碗蒸しに入っている「ぎんなん」、
銀杏じゃないナと思ったみなさん、実は大正解デス。何とあの名城熊本城の別名が、
ぎんなん城だそうで・・・私も今回はじめて知りました。ってイロイロ講釈しましたが、
もう気付いていますよね、ご同輩、このカット本当は9600狙って写したら横に475系。
ところでこの「ぎんなん」、今では小倉ー熊本の高速バスに、その名が使われている
とのことです。
鹿児島本線 熊本 1969-8
Photo by 松原の親方
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