2004年9月第3週


今年の夏休み、初めて立山黒部アルペンルートに足を踏み入れました。名峰立山の

絶景を期待したのに、大嵐親方の本領を発揮してしまい、室堂は視界30センチの霧、

悔し紛れに昔見た「立山」をUPしてしまいました。えっ、コレは山の写真じゃないって??

昔見たといえば勿論列車ですよ〜。

っと言うわけで今回のヘッドマークは、一連の北陸電車急行シリーズのトリ(たぶん)、

として登場の急行「立山」。大阪ー富山間を結ぶ電車急行で、勿論当時の優等列車の

お約束、編成にはサロもサハシもシッカリと組み込まれていました。

登場は1956年で当初は大阪ー富山を結ぶ客車急行でしたが、1965年に電車化され

同時に2往復に増発されました。その後増発を重ね、一部糸魚川まで延長されたり、

また富山地鉄に乗り入れ、文字通り”立山黒部アルペンルート”への足となった列車

もありました。当時北陸路にたくさん走っていたヘッドマークつきの電車急行たちは、

我々均一周遊券利用者の強い味方となってくれたものでした。しかし、この「立山」も

インフレ特急大増発のあおりで”雷鳥”に格上げ、遂に1985年にその姿を消しました。

ところでご同輩、あの頃、宿代浮かしの夜行「立山」で真夜中の敦賀折り返しなんて

やりましたぁ?


                   北陸本線 敦賀 1974-7
 Photo by 松原の親方