2003年4月第1週


 桜の開花宣言が次々と伝えられる季節になってきて、ウキウキ気分のご同輩を横に

見て、開花宣言に耳を塞ぐ悲しい現実、今年もお花見シーズンに鉄な予定は皆無。

ふんじゃっとヤケクソ気分でUPのHMは「さくら」。”日の本の花は桜木、山は富士”と

古から詠われた国の花「さくら」の愛称を付けたのは1929年誕生の特別急行”櫻”

ケッシッテ特急じゃありませんよ、”特別急行”ですよ。以来一時期の不幸な時代を

経て、1959年20系による寝台特別急行として完全復活、動くホテルと絶賛された。

でも、「さくら」と言えばEF58か65が連想されるのにナンデEF81300番台なの?と

お思いのご同輩、まぁ其の辺が思鉄たる所以と言う事でご理解の程を。EF30の後を

継いで関門の番人に納まったステンレスの車体が眩しいEF81、電車と違い何故か

電気機関車のシルバーはカッコイイ、「さくら」のHMもよく似合ってます。そして、僅か

下関〜門司の一区間の運用にもキッチトHMを掲げさせるのが”特別急行列車”格。

しかし、現在は何が無くとも速いが一番の時代、「さくら」も”はやぶさ”と併結列車に

この先、”スーパーフレッシュチェリー”なんて愛称になったらドウシヨォ〜・・・


                     山陽本線 下関 1986-8
 Photo by 松原遊士