2002年7月第4週

掲載した583系の写真は左をかなりトリミングしてあり、撮影位置は安全な軌道外からです。


新聞を見ると東北新幹線”はやて”の車輌が公開されたとか・・・しかし東北路の看板ネームは

何たってこの名前。 盛岡までの新幹線は”やまびこ”で渋々我慢したけど、延長したら絶対に

「はつかり」と信じていたのに (グスン) ウゥ〜〜 この恨み晴らさで置くものかァ〜〜と言う事で

今回のヘッドマークは、583系の特急「はつかり」。1968年10月、いわゆるヨンサントオの

白紙ダイヤ改正の時、青森電化に合わせて、それまでのキハ81系で昼行運転の「はつかり」を

電車化。経由も常磐線から東北本線に、二往復に増発されて登場した。使用車輌は前年に

登場した日本初、というより世界初の昼夜兼用寝台電車581系を50・60HZ兼用にした583系。

夜間の寝台使用時は広幅の寝台で好評だったようだが、昼間の評判はイマイチだった。しかし

キハ81の上野ー青森間10時間24分運転を、8時間30分で走破、所要を約2時間も短縮した。

当時としてはピカ一の俊足列車だった、583系の「はつかり」も大宮ー盛岡間の東北新幹線が

開業した昭和57年、新幹線リレーの盛岡ー青森間のL特急に変身し、今日に至っている。

なお「はつかり」の生い立ちについては次週の「はつかり」パート2で。


                          東北本線 白川 1971-5
 Photo by 松原 遊士