2002年6月第2週


HM探検団一周年記念は戦後国鉄の黄金時代の象徴ブルートレインの一つ、特急「はやぶさ

暮れなずむ東京駅第7ホームから”さくら”を先頭に遥か神話の国に次々と旅立った青き憧れ、

そのトリを務めたのが、19:00発5列車特急「はやぶさ」終着の西鹿児島行まで1493.6kmの

所要22時間30分、ほぼ丸一日を費やして走破、牽引機もEF58で東京を出発、C62、EF30

門司からは写真のC61が終着まで受け持つ、当時の花形機関車の豪華リレーと、鉄の夢心を

凝縮したドリームトレインでした。しかし、今も昔も”鉄な人=ビンボー”が世の常々、夢を現に

変えられぬビンボー鉄の憧れを乗せ、夜に昼に走り続けた「はやぶさ」も時間を金で買うという

時代の到来と伴に徐々に輝きを失い、今では鳥栖まで”さくら”と併結、終着も熊本に変更され

食堂車も無く、ダイヤ改正の度に存在の危機に晒されています。

今こそオジサン鉄の心の叫びを ブルートレインは永遠の憧れだぁ〜〜〜 


                          鹿児島本線 熊本 1963-8
 Photo by 島田名誉団長