9月第4週


今となっては”列車種別絶滅危機品種?”と成ってしまた、普通急行列車ですが、約30年前の

国鉄では全国津々浦々に急行が走り、その栄華を極めていました。しかし東海道本線では

1964年に新幹線が開通すると数多くの長距離昼行急行が廃止されてしまいました。その中で

なに」は廃止を免れ東京⇔大阪、直通の唯一の昼行急行として活躍したのも束の間、かの

ヨンサントーの渦の中に巻き込まれ廃止されてしまいました。

なに」は第一、第二があり写真は下り第一「なに」101M東京発9:30大阪到着17:26

153系12両編成2等は全車自由席、中間に2両のサロ152を挟んでサハシ153が2両付いて

いました。その頃、東京⇔大阪、新幹線(ひかり)で片道特急券ー1600円運賃1730円、

合計3330円!「なに」に乗れば、急行券400円運賃1730円、合計2130円、その差何と

1200円、当時コレだけ在れば旅館に一泊できました。でも鉄な人なら143レ、コレで行けば

1730円のみ!

東海道本線  横浜 1967-3
Photo by 松原遊士