今を（2020年）去る53年前の12月10日のこと、霞が関や桜田門辺りのお偉い方々の

御沙汰により、都電第一次撤去にリストアップされた、8つ系統が廃止されたのです。

上野〜日本橋〜銀座〜品川ってな経路で都心を貫き走ってた、都電の金看板だった

1系統もリストアップされ12月9日をもって運行を停止いたしました。その時に1系統と

運命を共にしたのが、PCCカー5500形でございました。本場アメリカのライセンスで

当時の最新技術を生かし製造されたましたが、「花の命は短くて5500型さようなら」の

ヘッドマークのコピーのとおり、稼働僅か12年数ケ月でオジャンとなっちまいました。

如何やら、路面電車としちゃ14．3ｍと大型の車体に最新の技術が、仇となっちまった

様でございます。露出不足満点の酷い写真でござますが、昔だって鉄な写真撮影にゃ

ストロボは御法度、感材もISO100なんで公道よっか暗い車庫で撮ったんでお許しを。

都電 三田車庫 1967-12
　 Photo by 団長