2015年5月回1目


前回のE231系は情け無いヘッドシールだったので、今回のHM探検団はちゃんとした

板物ヘッドマークを御覧ただきます。国電と言われた時代から首都圏の通勤路線を

走っていた銀箱電車と言えばこれもう205系しかございません。201系を除く鋼体車を

首都圏から追っ払った205系も、南武線がほぼ半減、短編成短線区や首都圏近郊の

線区で運用されている以外では、最後の牙城となった武蔵野線を残して、線路上から

消えてしまったようでございます。その205系初登場は、103系の置き換えを201系に

しようか、モット安いのを新しく造ちゃおうか、散々迷った挙句に新型車でゴ〜となり、

山手線へ集中配置されてわずか3年3ヶ月で103系に印籠を渡したのでございました。

そして20年の時が流れた2005年4月、盛者必衰の習いの如く抵抗制御はインバータ

VVVF E231にその座を明け渡し、餞に送られた「ありがとう205系」のヘッドマークを

付けて山手線外回り名残の走行でございました。

    山手線 渋谷 2005-4
 Photo by 団長