2014年2月回2目


重連でフライアッシュを積んだ太平洋セメント私有貨車ホキ1000を東藤原まで運ぶ、

三岐鉄道のED45型電気機関車。全長13m弱ながら、国鉄旧型直流電気機関車の

流れを受けたデッキ付き機関車、思鉄的には実に宜しい鉄な風景なのでございます。

その宜しいカマのデッキには「貨物鉄道博物館FRM10th Anniversary」と書かれた

ヘッドマークが、付けられておりました。三セクの臨海鉄道なんぞを除けば私鉄では

珍しく多数の貨物レを運転しているのが、三岐鉄道でございます。ソンナ関係なのか

丹生川駅に隣接して貨物鉄道博物館(運営は別組織)が設置されており、HMはその

開設10周年を祝う為に付けられたものなのでございます。物流体系変化の為なのか

人件費削減の為か、ヤードを廃し操車を捨て、運輸とは無縁な事ばかりに奔走してる

様に見えるJRのお陰か、本来は鉄道敷設の重要な要素である貨物輸送が、日常の

鉄道風景として中々観られなくなった現在、鉄道原風景が間近で見られる三岐鉄道、

ミナサンも一度いって見ませんか。

        三岐鉄道三岐線 保々 2013-10
 Photo by 団長