モウだめか？マダ大丈夫か！などと、鉄を一喜一憂させた東上線に唯一残っている、

原型顔８０００系も遂に梅雨明けを待たずにリタイアと相成りました。7300・7800系の

更新車5000系と戦前派3210系など更新車3000系も同じ面構えに揃え、東武と言えば

良いに付け悪いに付け、思い浮かべるのがこの顔でございます。古くは吊り掛け車を

葬り去る悪玉にされたのも、今は懐かしい記憶でしょうか。鉄な人達の色々な思いが

交錯する8000系ですが、東武鉄道近代化の大功労車なのは紛れも無い事実ですね。

その功労に報いる為か、引退興行には「Thanks 8111」のヘッドマークを誂て貰っての

登場になりました。しかし、さすがに東武の伝統でございましょうか、目の前に現れた

8000系に付いていたのは、相も変わらずのチッコクテ見え難いＨＭでございました。