2014年9月第1回

3年ほど前に一度ご紹介した鶴見の駅撮りですが、今回は、国鉄時代の駅撮り写真を

御覧頂きます。普通ならホームからの取り合えずスナップなんてやつぁ、何所の駅で

撮ったかナンテまず記憶も記録も無くって、撮影した駅名確認に苦労するんですけど、

コイツは、背景に写りこんでる駅ビルのお陰で調査要らずでございました。スナップの

被写体は両運の旧型国電クモハ12形、鶴見線の大川支線や南武線の浜川崎支線で

走っていた電車でしたね。しかし、鶴見線が発着しているのは、旧鶴見臨港鉄道時代

からの高架ホーム、写真のクモハ12が停まっているのは、地平にある東海道本線の

貨物線なのでございます。この写真を撮った時点では、武蔵野線も八丁畷に向かう

短絡線も横浜羽沢経由の貨物線も存在しておりません。その代りに新鶴見操車場や

高島貨物駅は現役バリバリ、広いヤードには黒い貨車が溢れており、そんな現業で

働く職員さん達の通勤用にこのクモハ12が、運用されたと推測した次第でございます。

一家に1台車マイカーが当たり前の現在じゃ考えられない運用ですね。

  東海道本線   鶴見 1970-11

Photo by 団長

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