新潟交通電車線は、元々は新潟市内白山前駅と国鉄燕駅とを結んでいました。 しかし

乗客数の減少や、新潟市内の併用軌道が邪魔者扱いされ、まず白山前−東関屋間が

廃止、続いて月潟−燕間も廃止され、東関屋 - 月潟間の孤立路線となっていました。

東関屋からは市中心部への接続バスの設定はあったものの、ＪＲ関屋からは約450ｍ

ほど離れており、やはり孤立路線の悲しさか乗客減少に歯止めがかからず、1999年

4月初めに廃止となってしまいました。 廃止後一部の車両は終点の月潟駅跡に保存

されることとなり、自走回送により移動しました。 写真左側に写っている有蓋電動貨車

モワ51形は画面中央にチラっと見えている黒い物体、キ100形ラッセル車を牽引して

月潟に行きました。元小田急2220形方は故障休車であったこともあるのか、そのまま

東関屋に放置され、その後解体処分となってしまいました。以上、ワンフレームに中に

収まったモハ19型と仲間達、新潟交通の長閑な終点風景駅撮りです。

新潟交通電車線　東関屋　1997-4

Photo by　カモ