身も凍える原野のまっただ中、人家も人も見えず駅舎もない寂しい白糠線の北進駅。
北進っていうからにはモチロンここから更に北へ進むのかと思いきや、なんと終着駅。
どうみたって終着駅には見えず、当時北海道に多数あった簡易乗降場その物ですね。
当初計画ではここから池北線の足寄まで繋がる予定だったとか。白糠線は上茶路の
炭坑から石炭輸送目的で建設され、その後二股迄延長。しかし時既に遅し上茶路の
炭鉱は白糠線が二股に達する前に廃鉱になっていました。それでもさらなる延長を
期待してか、二股は北進と名を変え、偉い人のお言葉もあり開業されたとか。しかし
超過疎地帯を走る盲腸線、当然存続できる訳などなく1983年10月にはあえなく廃線。
北進駅はたったの11年でこの世から消え去りました。この光景見たら鉄道があること
自体不思議なのに、私が訪れた1975年から廃線になるまでナント8年半もキハ21が
走ってたとか、トッテモ信じられませんね〜〜。 白糠線
北進 1975-2
Photo by むさちゃん
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