蒸気がいた頃の錦糸町

  

錦糸町を蒸気機関車が大手を振って走っていた頃、ここには都電の
錦糸堀車庫の他に客あって、旧型客車がゴロゴロしていました。
カメラを持ち始めた頃のへたくそ写真ですが、当時の風景がわかって
いただければと思います。

 

終着両国に向け、ラストスパートする324列車、牽引機はC57134もう緩行は101系に
変わっていました。右の建物は東京楽天地です。

1968.9.23撮影

C57134を撮影したホーム先端から左を望むと、そこに見えるのが錦糸町客貨車区当時
錦糸町にはオハ35や61、雑多な事業用車の配置があったようです。客車には「千キウ」の
標記がありました。休憩中?の蒸気の姿も見えますね。

午後もう一度行くとC57が入れ換え(?)中、あわててシャッターを切ったので見ぐるしい
カットになってしまいました。遮断された踏切に、車がずら〜っと並ぶ。

1年後の夏、まだ蒸気は錦糸町にいましたが、あと数日でこのC57も見納めの日が来ます。
両国へ単機回送中のC57114

 1969.816撮影

                       

蒸気も消えた1年後、あの客車区は跡形もなくなり、ロッテ会館が建設されました6/29
オープン
と書いた垂れ幕がかかっていますね、見にくいですけど、またホームに接した
所は嵩上げされて、電留線になった様です。ガード下まで来ていた都電も風前の灯火です

                1970.6.7撮影 

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