上武鉄道 (S46撮影)

 

      

八高線丹荘駅 ここからかつて上武鉄道
が西武化学前まで延びていました。
旅客営業を行っていた当時でも客車は貨物の
オマケで、混合列車の最後尾に二軸客車の
「ハフ3」がぶら下がっていました。

     

神川中学校付近走行中       丹荘到着、腕木信号機が出迎える

訪れた日は休日だったと記憶していますが、往復とも旅客は私ただ一人でした。
ハフ3には車掌さんが乗務しておりました。が作業服(西武化学の従業員?)着用
でしたので、首からカバンを下げていなければ車掌とはわかりませんでした。

西武化学前にて

    

終点は工場の中、DB102は貨物を切り離すと上り列車はハフ3だけのようです。
ハフ3をホームに着けると乗務員はそそくさと事務所に引き上げてしまいました。
客どころか従業員の姿も見えず、もちろん駅舎などあるはずはなく、あわてて撮影の
許可と帰りのキップを求めました。

下はそのときの車内補充券と国鉄丹荘駅発行の硬券です。

    

         

   西武化学前にあったディーゼルカーです。予備車のキハ2400はデッキ付きでロングシートでした。
走行写真をお持ちの方、前歴をご存じの方がおられましたらご一報ください。

 ※前歴が判明しました。1931年(昭和6年)日車製 三岐鉄道(キハ3)→津軽鉄道→上武鉄道
  
上武鉄道入線は1967年(昭和42年)です。
  
以上はIsao Takayanagi氏(train's Photo Gallery)よりの情報です。ありがとうございました。

     

クラの中にいたDC101(左)とDD104(右)

      

ひっそりとした上武鉄道丹荘駅                                        ト10 西武化学前

上武鉄道は昭和47年の大晦日を最後に旅客営業を廃止し、その後  
貨物営業のみを行っていましたが、昭和61年に全線廃止されました。

 

上武鉄道のSL 撮影:松原の親方 1967年(昭和42年) 西武化学前にて

   

左:8号、(キャブ上部がない、解体中か?) 右:6号機 

公園に保存された上武鉄道の7号  1971年撮影

   


7号は1897年(明治30年)米国ピッツバーグで製造され、阪鶴鉄道が輸入した。
【履歴】阪鶴鉄道12→国鉄2851(形式2850)→西武鉄道7→上武鉄道7となる。
タンク機関車としては珍 しい1C(先輪1、動輪3)の車輪配置です。東品川公園に
保存されている7号は、寄贈もとの西武鉄道の社紋を付けています。        

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