05年3月2回目


サァ〜今回も、これぞ嘘偽りの無いモノホン湘南フェースDCキハユニ16の登場だぜ、

しかも総天然色と来たもんだ!っと威張ったけれど、実は今回も前回に引き続きの

頂き物。「懐かしの蒸気機関車写真館」の管理人久保様からご提供頂いたお宝です。

さて、このキハユニ16は前回登場のキハユニ15同様、国鉄無煙化の立役者となった

10系気動車の元祖の様な気動車なんですね。最初はディーゼルエンジンで発電機を

動かして台車のモーターを回す電気式気動車キハ44100形として1953年に中間車の

キハ41200形と3両固定編成の形で登場しました。しかし、電気式の気動車といえば

今でも世界標準なんですが、煎餅布団の様な日本の線路規格で使うのにはトニカク

重い!そりゃ〜重いはず、エンジン動力を変速機を介して車軸に伝える液体式よりも

モーターの数だけ余分な重量が有るわけですから。そんな事で、液体変速機の開発も

終わり、かの有名なキハ17が登場すると、製造から3年で早くも車体は合造車に改造、

動力伝達方式も液体式に変更されてしまいました。所で、電気式のキハユニ15、16の

モーターは駆動はナナナント!電車より早く採用された直角カルダンだったそうです。

DMH17のエンジン音とMT40のモーター音が奏でるハーモニー、コレハどんな音色か

一度聞いてみたかったゾ。

(当初電気式モーターの駆動方式を、誤って吊り掛けとコメント致しましたが、)
「五条川鉄道写真館」吉野様の御教授により直角カルダンに訂正させて頂きます)

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関西本線 木津   1972-12
Photo by 「懐かしの蒸気機関車写真館」久保様