04年12月2回目


今年最後の湘南フェースは取って置きの反則技、禁断の博物館モノで締めくくり〜!

小樽交通記念館に保存されている準鉄道記念物指定7号、キハ03。 国鉄が作った

レールバスの一族です。 1954年(S29年)、国鉄は輸送量の少ない閑散線区向けに

レールバスの試作車キハ10000(後のキハ01)作りました。全長約11m、全高約3m、

自重約10t、と当時の標準型気動車キハ10に比べると約半分の大きさでした。その後 

キハ02の正面3枚窓を2枚窓に変更して、さらに耐寒耐雪構造を強化したキハ03が

作られました。国鉄のレールバスは、キハ01からキハ03まで合わせて合計49両が

東急車輌作られ、軽快なスタイルとあざやかなツートンカラーでローカル線の救世主と

期待されたのも束の間、国鉄の標準車体からは大きく外れた規格が災いしたものか、

登場から僅か15年ほどで全廃されてしまいました。

湘南フェース探検団UP車両のランキングを始めました

小樽交通記念館   1999-8
Photo by
カモ