04年9月1回目


キハ41000の車体ながら、お顔に個性をだした自社発注車、同和鉱業片上鉄道の

キハ312です。戦後の生まれながらガゾリンカーとして登場したというクセモノです。

(おそらく最後の新造ガソリンカー?)立派なヘッドマークもつけていますが、別に

優等列車でもないし、時刻表にも掲載されているわけでもありません。列車名という

より個々の車両のペットマークかとも思いましたが、同じ日に写した小坂から来た

キハ802にも同じ「しらさぎ」のマークが・・・。

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今回の湘南フェースは思鉄未踏の地、現在も関係各位の努力で動態保存されている

片上鉄道のキハ312をマタマタ 汽車・電車1971〜」TADA様より頂きました。

このキハ312は同型の311と共に1953年宇都宮車輌で新製されました。宇都宮車輌

そんなメーカー知らないぞ、ヤッパリローカル私鉄、新製車輌は町工場製かなんて

思ったら大間違い、コノ会社は現在の富士重工宇都宮製作所の前身なんですね。

なお。最後の新製ガソリンカーとして活躍したキハ312も1956年にGML13エンジンを

DML13エンジンに装換、1967年には液体変速機を取り付け総括制御化して、普通の

気動車になりました。国鉄キハ41000と同設計ながら2枚窓に張り上げ屋根と車体に

精一杯新造車としての主張を出したキハ312、311は地方私鉄の心意気を感じますね。

湘南フェース探検団UP車両のランキングを始めました

同和鉱業片上鉄道 和気  1988-1
Photo by
汽車・電車1971〜」TADA様