10月2回目


路面電車の湘南フェースと言えば玉電のアイドルだったペコちゃんことデハ200形ですね。

まだ戦後の面影が残る1955年、ライトグリーンにクリームの新塗装、車高と同じぐらいに

見える大きなパンタを上げて国道246に衝撃デェビュー、一躍沿線のハナタレどもの心を

奪った。当時のハナタレのステイタスはぺこちゃんに乗って渋谷に、東横デパートの屋上で

観覧車に乗って、お昼は大食堂のお子様ランチ、カーチャンの買い物に付き合った後の

オヤツは不二家のプリンアラモードでした。そんな幼い日の夢与えてくれたデハ200形も

張殻構造ボディーマウントの連接車、抵抗器は屋上、などの先端の技術が保守の面では

マイナスとなり、1969年の玉川線廃止と同時にお役御免になって仕舞いました。

なお、200形登場前の玉電はこんな塗装でした”上 下”。

玉川線(玉電) 大橋車庫 1968-8
Photo by 一次休車