上田丸子別所線

 

久々に島田写真館の更新ですが、今回はちょっと写真 が少なめ。1963年の上田丸子電鉄、
現在の上田交通別所線の上田原駅の車庫の一こまです。丸窓電車は当然現役バリバリですが、
注目は怪しい廃車体!! あの緑の車輌、別所線前身の上田温泉軌道の開業時の車輌の
なれのはてなのです。確実なことは言えませんが、恐らくは玉川電気軌道からやってきた
車輌のう ち、戦後パンタグラフに変わった三両は昭和30年代まで生き残ったが、最期は
ご覧の通り・・・。もともとは四輪オープンデッキの車輌の車体だけ載せ替えた とのことですが、
何時ごろ載せ替えられたのか、また何時ごろまで現役だったのか、詳しいことはよくわかりません。
ただ車庫の人は、動く掘っ立て小屋とか糞 尿運搬車とか言われていたとか・・・
ハーフのネガカラー、しかもカビだらけですが、珍品かもと思いUPしてみました。ご覧下さい。

 

ご存知丸窓電車5253   1928年日車製 現在は中塩田に保存されているとか??  しかしこの電車の丸窓は、
スリガラスに見えるのですが・・・

これが上田温泉軌道の生き残り(車体は更新) なんとも怪しい廃車体です。

元善光寺白馬電鉄のガソリンカー「ゼ100型」をサハに改造、さらにその後電動車化した3121、これもしばらく
上田原に倉庫として放置されていました。そして手前には、正体不明のダブルルーフ廃車体。

こんな光景も今は昔・・・丸窓電車も今はなく、この怪しい軌道時代の車輌はあとかたもないようです。

 

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