夜の上野駅

 

「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」と、石川啄木が詠ったのは
彼が東京の本郷に下宿しているときでした。いかにも上野の情感が感じられます。
 時代は変わりましたが、すこし前までは上野の情景は啄木がうたったそのままだったような
気がします。そんな上野駅の1969年の夜の情景をUPしてみました。
 その頃は夜行列車の本数も多く、夜の上野は旅立ちの人でにぎわっていました。
もう少し腕があれば色々な場面を撮ることが出来たのでしょうが、当時高校2年では
これが精一杯だったのかもしれません。残念ですが・・・ 

 

上野駅15番線で出発を待つEF57 4号機牽引の急行「津軽2号」

583系の寝台特急「はくつる」

上野高架ホームに到着したキハ181系「つばさ」  この列車は東京行きです。

14番線、EF58 135号機牽引急行「鳥海2号」

13番線、EF62牽引急行「越前」

奥羽本線経由青森行き急行「津軽」の入線を待つ人たち。

夜行列車の見送りシーンは独特の雰囲気がありました。

出世列車と言われた急行「津軽」のロザ、スロ62

春スキーでしようか  でもスタイルが今とは違います。

上野駅の夜の様子も今ではすっかり変わってしまいました。夜行列車も数が
激減!!  しかし上野からの旅立ちには、今でもときめきを感じるのです。

 

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