上興部にて

 

1974年6月、私は北海道へ旅立ちました。同行したのはやはり団長!! あ〜あ、天気が心配!! だったのですが、
当時はまだまだ団長怨念パワーもまだまだ未熟???で、比較的短い日程ながら充実した撮影と乗り鉄を楽しみ
ました。ところでこれが10回 目の北海道訪問だったのですが、なんと雪のないシーズンは二度目、しかも雪の
ない北海道での蒸気撮影は始めてだったのです。まず面食らったのは、冬場の好 撮影地を訪ねると、その
ほとんどが撮影は無理だったこと!! 雪があれば平気で入れたところが湿地帯だったり、とても入れない原野
だったりで、こんなに違うの??という感じでした。今回UPした上興部ならびに名寄本線(撮った場所が判らない
のが情けない)の写真も、そんな中での撮影でした。駅からあまり歩かずで、撮った列車本数も 少なく、
本格的峠に入る前の比較的手軽な場所ばかりですが、その姿はやはり冬とは大きく違っていたのです。
 あまりたいしたシーンはありませんが、また当時の労働争議の影響で、カマの状態も綺麗ではありませんが、
牧歌的な9600の姿をご覧いただければ幸いです。

 

山を下ってきた9600貨物列車  足場が悪く、こんな場所になってしまいました。

重連で山に挑む貨物列車   煙が流れたのが残念でした。

こちらは上の列車の標準レンズ、カラー版、あたりは草原地帯ですね。

当時の北海道の貨物は、木材輸送も大きな柱でした。

牧草地帯を行くキューロクの単機回送、牛がいるだけで北海道らしく感じてしまう私はやはり単純思考???

これは上興部ではないと思うのですが、場所がさっぱり思い出せません。

これも煙が倒れてしまいました。この辺が団長パワーの片鱗か???

上興部には木造の給水塔がありました。テンダに書かれたスローガンのあとに時代が思い出されます。

長閑な昼下がり、こんな給水塔が残っていれば・・・

爆煙の出発シーン、多分雄武だと思うのですが???

 

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