筑豊の蒸気機関車たち

 

私が蒸気機関車を求めて、初めて筑豊本線を訪れたのは1969年8月のことでした。まだまだ石炭産業が盛んなころで、
筑豊本線も運炭列車も多く、また旅客もほとんどが蒸気牽引の客車列車で、次から次に来る列車に夢中でカメラを
向けたものです。しかも当時のカマはC55、D50、D60といった古豪たちが主役で、門デフをつけた美しいカマも多く、
まさに天国でした。筑豊本線随一の難所と言えば、やはり筑前内野ー筑前山家間の冷水峠でしょう。大築堤を夏らしい
黒煙も高らかに、ゆっくりと登っていく姿が今でも目に残っています。また筑前垣生付近の複線区間を行く姿も、
筑豊らしい雰囲気がありました。学生時代、蒸気機関車や色々な鉄道の姿を求め全国を旅しましたが、冬休みや
春休みはほとんど雪国に行っていたため、九州は夏の写真しか残って いません。それが少し残念ですが、灼熱の
九州でふらふらになりながら撮影したことは、今になってみると良い思いでです。今回も駅や機関区のお手軽写真が
多めですが、また色々な方がUPされている線区ではありますが、是非ご覧いただきたいと思います。

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1969.8   原田にて  C553牽引の旅客列車  門デフの美しいカマでした

1969.8    筑前内野ー筑前山家  冷水峠を行くC55牽引旅客列車

1969.8    筑前内野ー筑前山家      上の写真の続きです

1969.8    筑前内野ー筑前山家   こちらは冷水峠を下るC5519牽引旅客列車

1969.8    筑前内野ー筑前山家   山を下る重連貨物  貨車はあまり多くありませんね

1969.8    筑前内野ー筑前山家     真夏の黒煙は凄まじかったです

1973,5  原田にて   転車台のD6061  門デフ機でした

1973,5  原田にて

1973,5  原田にて   機回し風景

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