2009年4月1週


三月の初めに上電のお宝と言うより、日本鉄道界の至宝と言っても大袈裟じゃない

デハ101が工臨の運用に付きました。上毛電鉄はその運行時刻を公開してくれるわ、

出入庫のスジは臨時列車として一般開放してくれるし、ホントに太っ腹な鉄道ですね。

その工臨を拝みに行った時、ついでに撮ったデハ700系に付いていたヘッドマークが

「はしる水族館」で御座います。乗ってビックリ!車内はナント天井から壁面まで青、

ソコに魚からペンギンさんまでイラストが一杯なんです。でも、なんで?群馬と言えば

海無し県、如何してこんな地元に関係ないコンセプトのデコレーションを施した電車を

走らせているんダロカ?沸々と余計な御世話の疑問が湧いて参りました。無い知恵

絞って考える・・・・・そう言えば、普通の鉄道会社じゃ作業の邪魔になるだけの鉄に

工臨のダイヤなんか絶対に教えてくれない。しかし、それを見たい酔狂な鉄がいる

訳だしココは一つ営業と割り切って動かしちゃおう、って考えたのが工臨のスジ公開

だろうと思うんですね。そう、地方鉄道の置かれている現実は非常に厳しい、だから

少しでも乗車効率を上げようと、色々な事を試みているのだと思っちゃいました。

HMファンのミナサンも「はしる水族館」に乗ったら理屈抜きに鉄旅を楽しんでね。 

             上毛電気鉄道 大胡 2009-3
 Photo by 団長