2008年1月第2週


「有明」と言えば、九州内の名門列車!! 今でもそのネームは健在です。その歴史は

古く、1950年に客車準急として、門司港ー熊本に登場したことにはじまります。

その後にDC準急、DC急行化されたあと、1967年にはついにめでたく特急に昇格、

キハ82系により門司港ー西鹿児島間の運転となりました。以前にも583系「有明」

485系「有明」が登場しましたが、このキハ82系の特急「有明」こそがその元祖と

いえるでしょう。それにしてもヘッドマークがよく見えないのが残念!! 7両編成ながら

キロ・キシを含む姿はやはり美しいものです。

この写真を撮ったのは、電化完成間近の鹿児島本線南部。立ったばかりの真新しい

ポールの白さが印象的でしたが、撮影したこの年1970年10月の電化完成にともない、

キハ82系「有明」も電車化されました。架線の無い空が広い鉄路に蒸気に引かれた

茶色い客車と女王の様なDC特急、あの頃の九州が懐かしいなぁ〜。

             鹿児島本線 薩摩松元 1970-8
 Photo by 松原の親方