2007年9月第1週


 昔々、思鉄が北の蒸気機関車を求めて旅していた頃は、北海道に行くのに国鉄で

青函利用というのが、一般庶民の渡道の手段でした。それがいつしか航空機にその

シェアを奪われ、現在では鉄道利用しての渡道などは贅沢のきわみ!! あ〜ぁ時代の

変化は恐ろしい。

まぁそれはともかくとして1980年、国鉄初の空港連絡駅として開業した千歳空港駅の

(現南千歳)開業で空港輸送に参入しました。そして、1992年に新千歳空港の開港に

合せて空港直下に新千歳空港駅を開業させた事により、本格的に空港ー札幌間の

輸送が鉄道主力となりました。一昔前ならかってのライバルとこんな関係になるとは、

考えられませんでしたね。しかしこれは大成功となり、今やこの区間はJR北海道の

ドル箱ともいえるのではないでしょうか。その主力が写真の快速「エアポート」ですね。

使用車輌もまた行き先も何系統かありますが、今週のHM探検団に登場する快速

「エアポート」はちょいと懐かしめの781系による運用です。旭川ー札幌間は特急

「ライラック」で、札幌から新千歳空港は快速「エアポート」として運転されていました。

しかしこの系統は2002年より751系「スーパーホワイトアロー」による運転に変わり、

「スーパーホワイトアロー」による運転に変わり、781系による「エアポート」は今は

見ることができません。ナンテ懐かしがっていたら、今年(2007年)9月で715系の

「スーパーホワイトアロー」もTHE END 10月からは789系運用「スーパーカムイ」に

なってしまうそうです。

             函館本線 苗穂 1995-7
 Photo by 松原の親方