2007年3月第4週


上信電鉄は高崎と下仁田を結ぶ北関東のローカル私鉄。そこに今も残る二台の電機

デキ1、デキ3はこの鉄道の名物といってよいでしょう。今から83年余り前の1924年、

ドイツのジーメンス社で作られたこの機関車は、貨物列車などで活躍していましたが

平成6年に運用から引退しました。元々三両あったうち残った2両は、今でも保線用と

して、工事やイベント列車などで走り続けています。

この「ファンタジー号」は、毎年5月のゴールデンウィーク時に運転されているイベント

列車ですが、私が撮ったのは2004年の5月のイベントの時!!。古豪らしいスタイルは

なんとも魅惑的なものでした。このファンタジー号のヘッドマークと側面に書かれた、

装飾のデザインは松本零士氏のものです。銀河鉄道999ならぬ上信の煌く星として、

いつまでも走り続けてほしいものですね。

              上信電鉄 下仁田 2004-5
 Photo by 松原の親方