2006年10月第2週


 今週の愛称名「ポプラ」、いかにも北海道らしくて良いネーミングだと思いませんか?

711系試作車が完成した頃、オラッチにはまだ北の大地は未到の地でございました。

試作車の完成は、C62重連で有名な山線のスター急行”ニセコ”がまだ”ていね”を

名乗っていた1967年の事ですから、ずいぶんと長いこと走っている電車なんですね。

(って事はオラッチも古い人間ということですが)かつて711系には急行運用があり、

そのなかでも急行”さちかぜ”は札幌〜旭川を所要1時間38分でノンストップ走行、

特急”いしかり”より速い?急行だったと記憶しています。

汽車会社製試作車の乗降用ドアは当初折り戸でしたが、冬季の使用に耐えられず、

早々に引き戸に改造されました。この後、冷房化や一部車両の3扉化などの改造が

行われ、塗装の変更やライトの増設もあり、登場時の姿とは変わってしまいました。

仲間は廃車の憂き目に会いつつも、ローカル運用に未だに現役で走る姿にエールを

送りたいですね。ところでこの愛称、正確には「くるくる電車ポプラ」って言うようです。

詳しくは判りませんが、フリークェンシーを狙った愛称名らしく、”どんどんやってくる”

という意味ではないかと・・・?

              函館本線 岩見沢 1986-5
 Photo by むさちゃん(武蔵高萩)