今はもう懐かしいこの電車、現在のえちぜん鉄道の前身の旧京福電鉄越前本線の
走行シーン、事故で運転休止になる前には、こんな「恐竜号」のヘッドマークつきの
列車もありました。2000年夏に開催された、勝山市の恐竜エクスポ以来つけられた
ヘッドマークですが、当時の越前本線の終点勝山市は日本有数の恐竜化石の産地
とのことで、これにちなんだ、福井県立恐竜博物館もあります。
ところで写真の2101系ですが、元々南海の吊り掛け車1201系で、車体老巧化の為
1981年〜1985年にかけて、阪神電鉄5231形の車体に載せ替えられました。その際、 このモハ2113〜2116は武庫川車輌で両運転台に改造、その後京福電鉄へ入線した
もので、2113はえちぜん鉄道に引き継がれて、いまも健在です。
二度の大事故により、全線で鉄道の運行が取りやめられた、京福電鉄福井支社の
路線が、第三セクターのえちぜん鉄道の手で奇跡の復活をとげたのは、2001年6月
の事故から約2年後の2003年7月のことでした。とにもかくにも
めでたしメデタシ。
京福電鉄越前本線 福井口 2000-9
Photo by 松原の親方
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