2006年3月第3週


 現在も貴重な夜行急行として健在の急行「きたぐに」。 車輌は世界初の寝台電車

として、一世を風靡??した583系ですが、今回登場の「きたぐに」はまだ国鉄色時代の

姿!!。1985年に電車化されて583系が登場して間もない頃です。

きたぐに」は1961年金沢ー新潟のDC急行として誕生、その後大阪ー新潟間運転と

なりましたが、1968年には急行「日本海」の特急格上げにともない、大阪ー青森間の

客車急行に「きたぐに」の名前がつけられました。オジサン鉄にとっての「きたぐに

といえば、やはりこの長距離客車急行時代の姿が目に浮かんでしまいますね。

覚えてますかご同輩?北陸周遊券を懐に、上りなら敦賀4時半頃、下りなら1時過ぎ

今夜のお宿も”ホテルきたぐに荘”と10系や旧客のボックスシートが寝床だった頃を。

さて現在は、DC急行として誕生した頃の姿に戻り、再び大阪ー新潟間運転となった

急行「きたぐに」ですが、何しろ583系使用のの定期優等列車といえば、今はこれしか

ありません。しかも急行というところが泣かせますね。夜行列車受難の時代だけに、

いつまでも走り続けてほしいものです。


              北陸本線 糸魚川 1987-4
 Photo by 名誉団長