2003年5月第2週


 今週のHMは先週の100回記念とは大違い、あっと言う間にいつも通りのB級ネタへ

舞い戻り、キハ26を先頭にした、ローカル急行お得意の凸凹編成「能登路」の登場。

能登路」は1959年に金沢―輪島間の快速として誕生。その後急行に昇格となり、

最盛期には上下合計で19本もの優等列車として活躍していましたが、利用客の減少と

のと鉄道の輪島―穴水間が廃線が引き金となり、最後までに残った金沢―珠洲間の

1日一往復も今年3月のダイヤ改正で、3月22日をもって廃止となってしまいました。

キハ26も1970年代になるとキハ58系と入れ替わり、各地で優等列車の運用から

撤退し始めましたが、ここでは看板急行の先頭に立って、円形のHMを小脇に抱えて

颯爽と能登半島を走っていました。しかし、最後の一往復まで、丸看板を外さないで

走らせた、金鉄局もなかなかと粋なところを見せてくれました。


                     北陸本線 金沢 1976-2
 Photo by 武蔵高萩