2003年4月第5週


 名古屋と博多を結んだ長距離昼行急行「玄海」。475系で運転されたこの列車は新幹線

開業前の山陽路のホープでした。急行「玄海」は1968年10月改正で”はやとも”を改称して

登場、玄界灘を越え、遠路はるばる九州博多までの長距離を走破、乗ってる乗客は・・・

言うと思ったでしょ、もう”限界”って。

1972年3月に新幹線が岡山まで延長されると、岡山始発となり、かろうじて生き残りましたが

新幹線博多開業の1975年3月で山陽急行が全廃、急行「玄海」も終に”限界”となりました。

廃止直前には殆どの車両がHMなしの運行でしたが、この日はどう言う訳だか上り列車のみ

HM付きで登場、コレは日頃の悪行を見逃した神様の大チョンボか?とにかくラッキィーーー

シッカシ、無法松も育った”玄界灘”、ヤッパ漢字のHMがピッタシですねぇ。


                     鹿児島本線 小倉 1975-2
 Photo by 武蔵高萩