鉄な方ならローレル賞とかブルーリボン賞てぇのを聞いた事、ありますよねぇ。今回の

ヘッドマーク探検団は、1976年に200形の後継車として、気合を入れて新潟鐵工所で

新造した上信電鉄1000形が、1977年度ローレル賞に選ばれちゃった記念に付けた

「LAUREL PRIZE」でございます。Mｃ+M'+Tc車長20ｍ3両固定編成の車体に両開き

ドアが3箇所、非貫通の前面にゃデッカイ一枚ガラスを奢り、車体色も当時の定番を

覆した、クリーム一色に幕板部分だけオレンジの帯、その帯は・ ・ ・ ・ うぅ文章だと

アッシのオツムだと上手く説明出来ない。ググって確認して下さいまっせ〜、とにかく

斬新なデザインでございました。当然、中身も台車は空気バネ、ブレーキは電気式に

ワンハンドルマスコンてっな、大手私鉄もビックラのゴージャスな車両でございました。

1961年にローレル賞が制定されからの常連って言やぁ、国鉄に大手や公営ばっかり、

中小で選ばれたのは、長電01系OSカーと富士急5000形ぐらいなのです。そんな訳で

絵に描いたような中小私鉄上信電鉄1000形のローレル賞受賞は、会社にとって実に

名誉な事だったと思うのです。判官贔屓の鉄な人だって拍手喝采なのでございます。

上信電鉄 高崎 1977-8
　 Photo by 名誉団長