2013年12月回2目


TEEの昔からヘッドマークにゃ無縁のヨーロッパの鉄道なのですが、今年(2013年)の

春に訪れたハルツ狭軌鉄道でHMを付けたカマと予期せぬ出会いがございましたので、

今回のHM探検団は、そいつをアップ致しました。ドイツブロッケン山の名物といえば、

推理小説精々のアッシなんぞ一度も読んだ事無い偉人ゲーテが、書いたファウストの

中に出てくるヴァルプルギスの夜なんだそうです。この夜てぇのは毎年4月30日の夜に

魔女が大挙してブロッケンの山頂に集まり、飲めや歌えの大宴会を開くんだそうです。

そのファウストの中に出てくるメフィストてぇ悪魔が西洋じゃ有名らしく、そいつの名前を

付けたの「MEPHISTO EXPRESS」に乗って、ブロッケン山頂にある劇場で公演される

ロックオペラ「ファウスト」観賞するてぇ企画用のHMらしいのです。ナンテ鉄に関係ない

コメ並べてしまったんで、この辺で一様写っているカマの仕様なんぞをご紹介なのです。

形式99.23-24型で車齢60年ほど戦後のLKM Babelsberg製、運転整備重量は60.5t、

全長12.5mなので狭軌鉄道と名乗っていますが、軌間1067mm国鉄タンクロコC11と

大差無い大きさなのです。コイツが33パーミリの勾配を爆煙上げて、ブロッケン山頂に

登って来る様はナカナカの迫力、ミナサンもたまには西洋かぶれなってみませんか。

        HSB Wernigerode 2013-4
 Photo by 団長