2013年1月回2目


山陽本線の瀬野〜八本松間、通称セノハチは22.6パーミルの急勾配が10.6km続き、

高性能機関車が開発された現在でも、上り貨物には全て「後押し」用機関車が必要な

難所です。EF67-0番台はEF60から3両が改造され、配備当時は補機の走行中解放を

していた為、写真とは反対側にデッキがありますよ。EF59重連を単機での押し上げに

対応する為、当時最先端のチョッパ式に改造され大活躍しましたが、そろそろ引退の

時期が来たようです。すでに置換用EF210-301が落成し、当面はEF67-0番台が置き

換えの対象。余命少ないEF67-1には、JRF広島車両所で昨年(2012年)秋行われた

「JR貨物フェスティバル」告知用にヘッドマークが掲げられました。JRを走るデッキ付

ELはEF67-0番台3両だけになってしまいました。デッキ側は回送時しか見られない、

日の長くなる初夏まで動いていてくれれば、もう一度撮影できるのですが・・・。

         山陽本線 瀬野〜八本松 2012-9
 Photo by むさちゃん