2011年6月1回目


「ムーンライトながら」の歴史を遡ればオトーさん世代には超懐かしの143・144列車、

東海道本線に最後まで残った東京-大阪間の夜行客車普通列車でした。当然ながら

私めも、はるか昔の中学卒業記念旅行では143レの硬いボックスシートに身を託し、

関西方面を目指したものでした。 1968年(S43)のヨン・サン・トーで旧客車編成から

165系電車に変わり同時に行き先が大垣(初期は美濃赤坂)に変更、列車番号も

143M・144Mとなりました。 その後、白紙改正のたびに列車番号は変わったものの、

利用率の高い列車として存続し、1996年からはJR東海の一様は特急車両373系で

運転されていました。 しかし、近年の低料金高速バスの台頭に屈したか、JR東海の

思う壺か、利用客減少により2009年には季節臨となってしまいました。

          東海道本線 大垣 1997-7
 Photo by カモ