スイス・ドイツ乗り鉄駅撮の旅
日光東照宮の三猿は「見ざる言わざる聞かざる」ですが、横文字が苦手なオジサン鉄の
ヨーロッパ一人旅は成田を飛び立てば帰国までは「読めざる言えざる聞こえざる」状態です。
艱難辛苦を乗り越えて行って来ました欧州へ、撮った写真を元にして旅の顛末綴ります。
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2月16日 トンネルを抜けて見た景色は・・・なぁーだよ!アルプスの北と変わらない鉛色の空の下、雪に埋もれた寒そうAiroloの駅。結局、Luganoに着いてもお天道様は顔を出してくれません。当てが外れたLugano駅はLugano湖を見下ろす段丘の中腹にあり、湖畔の市街地とはちょっと離れています。そこで1番線ホームに接して市街地へ下るケーブルカーの乗り場があります。 |
このケーブルカーは全長220m、標高差53m、最大斜度253パーミル、開通したのはナント1886年、今から120年も前のことすね。そして、SBBの駅と道路を挟んだ反対側にはこんな私鉄のターミナルがありました。 |
この鉄道はFLP(Lugano-Ponte Tresa Railway)と言ってLuganoから12km南西にあるPonte Tresaの町まで行っているメーターゲージ地方私鉄です。いかにもイタリア語圏らしいニコチャンマークの電車はこの私鉄の主力Be 4/8で、この他古いタイプの車両もあるようですが、乗る時間が無く見ることは出来ませんでした。実はLuganoから2,3駅先で線路がLugano湖を築堤で渡るところがあり、そこで写真を撮ろうと思い現地に行ったけど湖面を吹く風が強く寒く、トテモじゃなけど耐えられず、対抗列車がすぐに来たので迷わず乗車、LuganoでICに乗り換え再びアルプスの北側へっても、来た時と同じ線区を戻っても詰らないので、Luzern経由で帰ることにした。幸いにも乗ったICはLuzern経由SBB Basel行き、ここまま乗り換え無しでLuzernまで行けるので、ほぼ爆睡状態でLuzerunへ到着。ここから支線に乗ってLenzburgに行きそこからチューリッヒまで戻ることにする。 |
車時間が来るまでちょっと駅撮り、ここLuzernの駅にはメーターゲージの元SBB、現在は私鉄になったzb(Zentral bahn)のターミナルでもあり、頭端式のホームには標準軌とナローの車両が仲良く並んで停まっていました。 |
Lenzburg行きの車両はSBBの最新型EMU RABe 520、この形式に乗るのは初めてでしたが、似たような車両はドイツや他のヨーロッパの国にもあり、社内の設備はそれなりに快適だけど、何か国別の個性が薄れて趣味的にはあまり面白くありませんね。どこかの国のE231と同じレディーメイド電車ですね。列車は有名な観光地も無い日常のスイスの風景の中って言っても、十分美しい風景を窓辺に |
1時間20分走りLenzburgに到着しましたが、この支線が発着するホームは本線が発着する駅の外、道路を隔てた別のところにありました。なぜこんな不思議な線路配置したのか?サッパリ判りません。 |
2月17日 そこで今回選んだのがチューリッヒからボーデン湖の港町RomanshornからKreuzlingenへ、ここで電車を乗り換えてKonstanzからドイツに入国するルート。 |
Kreuzlingenに着き乗り換えの電車の行き先を見るとドイツのEngen行きなっていたので、乗ったままで国境通過と思ったらトンデモナイ、一駅先のKonstanzに着くと乗っていた乗客はみな降りていくので、付いて降りると、そこにはちゃんとパスポートコントロールが在りそこを抜けて駅舎の外へ出て振り返ると降りた駅の名前はSBB Konstanzになっていた。DB Konstanz駅の入り口はそこから10数m先にあったけど、せっかく降りたのだからだから一列車遅らせて駅周辺で鉄でもと思ったけれど、いい場所が無く街の風景などを4,5枚撮っただけで後続のRE(地域間急行列車、ICの下位種別優等列車)に乗りUlmを目指します。KonstanzとUlmの間には直通列車の設定は無くREの最初の停車駅RadolfzellでBasel方面から来る列車に乗り換えなければならなず、ボーデン湖からの冷たい風を受けて冷えた体がようやく暖まりいい心持なってこのままズゥーット乗っていたいなぁーと思いながら再び車外へ。 |