2022年2月第3回

先日YAHOOを見てたら。新島々駅の向いっ側に約30年前に面も元に復元して建て、

旧島々駅本屋が、建前上の理由老巧化の為に解体されっちゃった、ってな情けない

ニュースが載っておりました。そんな訳で駅撮り探検団得意の肖りアップでお届けは、

松本電鉄上高地線島々駅でございます。アルピコ交通なんてカタカナはいけません。

先ずは1面2線の島式ホーム停車中の750V時代の主力車モハ10形1011号車、一見

初期高性能車見えちゃうけど、其れは箱だけで中身はバリバリの吊り掛け旧型車で

ございました。隣もモハ10形なんけど、妻面だけじゃ号車番号の方は、不明なのです。

コッチは上のアングルよっかチョイ引いたカットだけど、隣に停まってった謎の10形は、

出発しちゃった様デございます。駅舎の外のラッチは、多客時臨時用なんですかね?

そして、これが、正真正銘の島々駅本屋でございます。エンタランス上部の駅名表は、

戦前の倣いに従った「車電行本松」って右から左の横書きになってますねぇ。流石に

筑摩電気鉄道が、気合を入れて建てただけの事の分る、洋風の瀟洒な駅舎ですね。

復元された駅舎も正に匠の技の出来栄え、なのに解体とはねぇ、夏に東京で無理くり

やったナンタラピック、お上が使うお足の使い方が、野暮の一言じゃございませんか。

 松本電鉄(アルピコ交通)上高地線 島々 197?-?

Photo by 名誉団長

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