2022年1月第3回

今回も前回に引き続きましての手抜き企画、私鉄電気機関車の駅撮りでございます。

オープニングは、大場工場倹査入場で小田原から甲種で来た、大雄山線の5000系を

受け取りに来た伊豆箱根鉄道駿豆線のDE32、所謂東芝戦時標準設計ってな凸型の

40tクラス小型電気機関車ですね。貨物輸送の方は、50年近く昔に終っちゃったけど、

甲種車両の牽引や大場工場の入換に僚機ED31と一緒に活躍中でございます。

伊豆箱根鉄道 駿豆線 三島 2011-6

此方も本業だった貨物輸送は無くなっちゃったけど、保存蒸気機関車列車の補機や

企画臨時列車本務で結構稼働していた、大井川鉄道生え抜き電気機関車ED10型も

最近は、西武から入って来たE31型に押され気味、行く末がチョッピリ不安なのです。

アップのE101は、SL列車金谷駅まで通し運転時代、C12 164号機に付いた補機。

大井川鐡道 大井川本線 新金谷 2005-4

白煙上がる煙突バックに青ワム入換中の箱型電気機関車は、信州信濃の松本電鉄

から譲渡された、岳南鉄道ED40型2号機でございます。既にお宝となっていた私鉄の

貨物レが、結構気軽に撮れた岳南鉄道でしたが、2012年に突然JR貨物から吉原駅

貨物扱い休止の通告で泣く泣く貨物レ運行を廃止、今となっては、二度と見られない

ED402の入換風景でございます。

岳南鉄道 比奈 2012-2

EL120型電気機関車の新造によって残念ながら廃車となった、大江駅に常駐していた

デキ600型603号機でございます。このデキ600型は、伊豆箱根鉄道駿豆線ED30型と

同じ東芝戦時標準設計型電気機関車なんですよ。

名鉄 常滑線 大江 2008-5

最後は、名鉄オリジナルの黒色のまま、バックの喜多山車庫検収庫と運命を供にした

デキ370型376号機でございます。デキ370型は、東部線と呼ばれた今の名古屋本線

神宮前以東を開業した愛知電気鉄道から引き継いだ、1920年代に造られた古典機で

ございました。それにしても私鉄電気ガマてぇなぁ宜しいですねぇ。

名鉄 瀬戸線 喜多山 2006-8

Photo by 団長

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