2021年9月第2回

「富士回遊」なるボッタクリ特急が設定される前、8000番台臨時列車ながら週末にゃ

ほぼ通年走っていたホリデー快速「富士山」が、未だ国鉄名残の183・189だった頃の

ことでございます。大月からそのホリデー快速「富士山」に乗車、三つ峠で降りた時に

スナップした駅撮りをアップです。183・9先頭車の前にゃ古かぁ無いけど、文字だけの

シンプルが嬉しい駅名表、チラ見えの木造駅舎と構内踏切、此れだけでジ〜サン鉄の

心を鷲掴み富士急三つ峠駅でございました。ホリデー快速「富士山」は、此処で上りと

交換でございます。っとなりゃ、どんなに悪条件だって交換列車撮っちゃうのが、鉄の

ノーマルな行動なのです。待つ事暫し、交換の上り列車は元京王5000系の1000系と

1200系4両編成でした。後の1200系「富士登山電車」は、締め切り扱いだったかも。

交換列車撮影後、構外に出て先ずは駅舎を記録です、電話ボックスに円筒形ポスト、

屋根の上の風見鶏も宜しい、地方行くとよく見かける地域と無関係の奇天烈感無しの

佇まいが、好ましいのです。駅舎全体は素朴な眺めでなれど、エンタランスは中々の

造りでございます。そのエンタランスを撮影していたら、ホリデー快速「富士山」が出発、

昔っからのラッチ横に立った委託駅員さんが、安全確認しつつ183・9系を見送ります。

そして、駅前広場にゃ、時が昭和で止まった様な造りの売店や食堂が、並んでます。

って、書いてからグーグルストリートビュー見たら、更地になっちゃってた。悲しい。

 富士急 大月線 三つ峠 2014-1 

Photo by 団長

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