2021年1月第4回

前回の駅撮りは、両毛線主要駅じゃ唯一現存の木造駅舎足利でございました。そこで

今回は、主要駅の中じゃ1番早く国鉄時代に高架化されちゃった、桐生駅地平時代の

駅撮りを松原団員が、残してくれた銀塩を蔵出しスキャンでアップ致しました。右側の

1番線からは115系の下り列車が出発、真ん中2番線にゃ長野原行のサボを挿してる

クモハ41らしい旧国、左側3番線にゃ柱に隠れてチョイ見難いけど、停まっているのは

足尾線の気動車キハ20系でございます。当時(1969年)の時刻表が、手元に無くって

正確じゃなけど、影の具合から時間的にゃ正午チョイ前位じゃないかと勝手に推測、

試しに1972年1月の時刻表を捲ってみるてぇっと、11:34発長野原行450Mてぇ列車を

発見いたしました。しかし、解せないのが、1番線に停まってる115系下り列車、だって

1968年の電化時に最後迄残ってた、「南」フナの70系を「高」シマに転属して両毛線・

長野原線の仕業に充てたばっかしなのに、当時最新鋭の115系を両毛線各停運用に

充てちゃうなんて事なんざぁまずございません。この115系は恐らく上野発の併結急行

905M水上行「ゆけむり」と小山行両毛線内快速451M「わたらせ」と推測いたしました。

端のスナップした時とは影の向きが反対に出来てる頃、3番線に停車した旧型国電は、

「高」シマ担当線区でしか見られなかった、サロ85の格下げ改造したクハ77でしょうね。

3番線ホーム右側にゃ貨物列車の発着線や電留線がずらりと並び、その上をC12が、

入替作業で行ったり来たりしてました。それにしても、メモ無し昔写真見ながら当時の

状況をアレコレと考える、これって結構嵌っちゃうんですねぇ。

  両毛線 桐生 1969-5

 Photo by 松原の親方

<<Prev   Page 31  Next>>